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モルヌピラビル

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新型コロナウイルス感染症治療薬候補の「モルヌピラビル」(米メルク提供)

モルヌピラビル(英: Molnupiravir、開発コード:MK-4482EIDD-2801)は、インフルエンザ治療のために開発された経口活性がある実験的な抗ウイルス薬である。合成ヌクレオシド誘導体N4-ヒドロキシシチジンのプロドラッグであり,ウイルスのRNA複製時に複製エラーを生じさせることで抗ウイルス作用を発揮する。

本剤は、エモリー大学のドラッグイノベーション企業であるDrug Innovation Ventures at Emory(DRIVE)によって開発された。この薬はその後、マイアミに拠点を置くリッジバック・バイオセラピューティクス社に買収され、後に メルク &カンパニー社と提携してさらに開発が進められた。

安全性論争

2020年4月、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)のリック・ブライト(英語版)前局長による内部告発により、類似薬が変異原性(DNA損傷)を持っていることを理由に、モルヌピラビルのさらなる開発に資金を提供することへの懸念が明らかになった。その薬の有効成分を調査していた米国ファーマセット(英語版)社は、薬の開発を断念した。これらの主張をDRIVEのCEOジョージ・ペインターは否定し、モルヌピラビルの毒性試験が実施され、データが米国と英国の規制当局に提供されたことで、2020年春からのヒトを対象とした安全性試験の実施が認められたとしている。また、DRIVE社とリッジバック・バイオセラピューティクス社は、今後、動物を用いた安全性試験を計画していると述べた[4]

COVID-19

2020年7月下旬、リッジバック・バイオセラピューティクスと提携して薬剤を開発していたメルクは、2020年9月からモルヌピラビルを後期試験に移行する意向を発表した。2020年10月19日、メルクは、入院患者に焦点を当てた1年間の第II/III相試験を開始した。

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